恭一の家は過ごしやすい。
  だって静かだし、平穏だし、本いっぱいあるし。













    がらせ




















  「ん〜・・・っ!この本面白い」

  「そうか」

  「うん、ほんと恭一の家には面白い本いっぱいだよね」



  あまりオカルト系統に縁の無かった
  しかし空目と付き合いだしてから、眠っていたオカルト魂に火が点いた。
  暇さえあれば空目の家に行き、本を読んだり借りたり。
  そんな日常を、はかなり楽しんでいた。


  「、それが読めたらこれを読むと良い」

  「ありがとー」


  空目から手渡された、優に500ページは超す本。
  しかしは、嬉しそうにそれを受け取った。


  「・・・うわっ、もうこんな時間」


  時刻は9時。空目の家に来てから3時間も経過していた。
  は寝そべっていたソファから、立ち上がろうとしたが、


  「。そのまま目を瞑れ」

  「・・・?何で?」

  「良いから瞑れ」

  「う、うん・・・・・・」


  空目の言葉により、静かに目を瞑る。
  それを確認すると空目は、ゆっくり立ち上がり、ソファに近寄った。


  「・・・ひゃぁッ!」


  の身体に跨りながら、耳に静かに舌を這わせた。
  その行為に驚き、ビクンとは身体を揺らした。


  「なななな何するのッ?!」

  「・・・・・・動かない方が身の為だと思うが?」

  「へ・・・?ちょ、ッ!!」


  に見えないよう、不適に微笑んだ空目。
  そして躊躇いもなく、のブラウスを捲り上げ、下着のホックを外した。


  「やだッ、ちょっと・・・・恭一ったらぁ・・・・」


  肘を突いているは、必死に声を出さないよう、口に手を当てる。
  その様子を見て、空目はまたも舌を這わせた。
  今度は背骨をなぞるように、ゆっくりと煽るように。


  「っぅ!んん・・・・・・っ!何・・・するのよぅ・・・・・・」

  「そうだな・・・嫌がらせ、とでも言おうか」

  「なっ・・・・・・・」

  「偶には、こういうのもさせてもらう」


  そう言って、空目はもう1度耳を舐め上げ、フッと息を吹き込んだ。



  「ひゃっ・・・恭一の馬鹿!」



  顔を真っ赤にさせ、はソファから飛び起きた。
  その様子を口の端だけ釣り上げ、楽しそうに見つめる空目。
  少しだけ殺意が湧いたりした。


  「恭一の馬鹿」

  「あぁ、馬鹿かもしれんな」

  「もう帰るっ!また明日ね!!!」

  「あぁ」


  は顔を赤くさせたまま、借りるはずの本も忘れ、そそくさと空目の家を出て行った。



[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析